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コシヒカリ農場阿部文吉ではコシヒカリ全作で循環型米作りに取り組んでいます。

新米コシヒカリなら、ごちそうはおかずのいらないコシヒカリの【コシヒカリ農場阿部文吉】

案山子と私

小さな酒蔵が吟醸、大吟醸を醸すようにコシヒカリを丹精込めて育てています。

栽培面積3.4ha(ヘクタール)の小さな小さな百姓です。

昨今、米作りは大規模化しています。

国の補助金で田んぼを大きくして大型の農業機械でコストを下げて外国産の米が入ってきても対抗できる米作りを目指しているんではないでしょうか。

コシヒカリ農場阿部文吉はその逆を行っています。

というか結果的にそうなっていると言った方が,正しいかもしれません。

50年ほど前に耕地整理された10a区画の小さな田んぼ。(最近はその10倍の1haの田んぼが主流です)

なかには新聞紙を広げたような田んぼもあります。(例です)

離農した親戚の爺ちゃんから譲り受けたのや中古で買った農業機械を自分で修理しながらとことん使っています。

農作業が始まるのは3月、刈り取りが終わって一段落するのは10月中頃・・・

その間一日も休まず田んぼにいます。かあちゃんには悪いんですが泊りがけの旅行に行った事はありません。

せいぜいお昼にラーメンを食べに行くくらいのもんです。

サラリーマンの職場が会社なら、私の職場は田んぼ。

田んぼの風に吹かれているのがたまらなく好きなんです。

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私はサラリーマン時代、系列の会社に弁当工場があり、そこに一時期出向していました。

私の住んでいる燕三条地区には多くの金属関係の製造会社があり、そこで働く人たちの昼食にお弁当をお届けするのです。

この弁当業界【産業給食)、衛生的な大きな設備投資をした会社から町のお惣菜屋さんが届ける弁当まで実に多くの売り手が販売競争を繰り広げている厳しい世界なんです。

ちょっと油断しているとすぐにお客様をとられてしまうんです。

どうやったらリピート注文をもらい、他社と差別化でき且つ利益を確保できるか、しのぎを削ってましたね。

ライバルの弁当会社が、攻勢をかけてきたある会議の時でした。

我々はおいしい弁当とは何かをテーマに「おかずをどれだけ魅力的にするか」喧々諤々のミーティングを重ねている時、ボスが打ちきるようにひとこと言いました。

おいしい弁当とは、おかずではない米だ!

おかずのいらないごはんを出せば良いんだ」

一瞬の沈黙が流れました。

当時のお弁当の卸価格は確か300円〜400円位だったと思います。

その時になんと「魚沼のコシヒカリ」を使ったんです。

産業給食ではとても考えられない事です。

もちろん他社を圧倒していきました。

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又、ある時期「こだわりの食品」を販売する部門で働いていました。

食品添加物や農薬ををつかっていない食品を販売していました。

お客様や営業の人からよく言われました。

「この食品は○○がはいっているね。完全無添加ではないね」

「野菜は無農薬でないとだめだよ」

ではそれをクリアするとお客様から買って頂けるかと言うとそうでもないんです。

消費者は「おいしくなければ買わない」んです。

食品はもちろん安全性も大事ですが

食べ物はおいしくなければ売れない。

その時強く思いました。

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それらを経験して、いつか会社を辞めたら、「おかずのいらないコシヒカリ」を育ててみたいと漠然と思っていました。

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2009年、それまで勤めていた会社を辞めてネットショップ「新潟は食の宝庫あぶさん」を開業しました。

開業2年位はとっても大変でしたが、最近はゆとりが出て来ました。

それまで胸の中に温めていた「おかずのいらないコシヒカリ」に本腰を入れる事としました。

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3年前、ひょんなことから、米問屋の勉強会に出ました。その時に出会ったのが小祝政明氏。

それまで聞いていた米作りとはまるで違う考え方に衝撃を受けました。

小祝政明氏との出会いが、本格的に米作りにのめり込むきっかけとなりました。

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私がサラリーマン時代お世話になったのが、三条市に本社を置く「オーシャンシステム」。

そして同じく三条に本社を置くストーブでは日本一のコロナが、共同でスーパー・弁当工場から出る食物残さから肥料を作る会社を立ち上げたのです。

なんでストーブのコロナがと思われるでしょうが、コロナはの内田社長が従業員の社員食堂で使う米を安全でおいしいものを提供したいと思っていたのでした。

そのコロナビオリタと言う会社が作る、食物残さ肥料を使ってコシヒカリを作る事になったのです。

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この肥料の力はすごいんです。

初めてその工程を見た時、ビックリしました。

その時両手でズッシリとくる大きな生鮭1本を分解する機械の中に入れ米ぬかや醤油の搾りかす等と一緒に発酵菌を入れて70〜80度cに加熱すると7〜8時間であとかたもなくなりパラパラとした粉末になったのです。

この発酵菌の力には本当に驚きました。

これを土に入れたら土壌を分解し活性化するのが確信できました。

直ぐにこの有機アミノ酸肥料を使った米作りに挑戦しようと決心しました。

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私は米作りの素人でした。今思うとそのことが良かったのだと思います。

その後、多くの米作りの名人を訪ねいろんな事を教えていただきました。

各々、田んぼの条件、作り方、考え方も様々でした。

多くの人の話を聞き取り入れられるものは取り入れて行きました。

私の田んぼに合わない作り方もありました。そういった方法は捨てていきました。

そうするとだんだんと「収斂」されてくるんですね。

阿部文吉としての米作りの形が出来てくるんです。

かまど